Sakura Drop

『伯爵と妖精』(コバルト文庫)を中心とした二次創作Textサイトです!エドリディ大好きvという方お待ちしています!

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『Vampire』

09.27.2007
なんとも面白いリクエストをいただいたので、やってしまいました。
というか、やっちまったとしかいいようがありません笑。
リクエスト内容は、リディアが吸血鬼という設定で、エドガーにはまっていくというものです。以前にかいていたアンシーリーコートエドガーの逆バージョンみたいなのを想像していましたが・・・!
なぜか、裏に。

なので、とってもエドリディらしくない展開になってしまいましたが、えろいので、18歳以下の方はご遠慮願いましょう。



その人の血は、狂おしくなるくらい良い香りで、忘れかけていた欲望を掻き立てる。
―欲しい、欲しい、欲しい。
狂気な化け物になってしまいそうなあたしが恐い。
だから、―――あなたから離れたいの。
あなたを知らなかった頃のあたしに戻って、穏やかにいたい。
でも、無理なことはわかっていた。
なぜなら、あたしはいつの間にかあなたのことを・・・
好きになってしまったから―

矛盾する想いが、今日も胸の中で渦巻いている。

『vampire』

「ちょっと、エドガー!あたしの部屋にこないでって言ってるじゃない!!」
真っ黒なドレスに身を包み、赤茶の髪を肩に垂らした、一見17、8の少女は毎夜現れる訪問者に怒鳴った。
「だってね、リディア。ここは僕の屋敷だ。僕のものなんだからどの部屋だって出入り自由のはずだろう?」
屁理屈を上機嫌な笑みで並べ立てる。こちらは一見20歳そこそこの青年だ。
そんな青年に少女は頬を膨らませる。
少女の名前はリディア。
彼女は高級な屋敷に住み着くヴァンパイアだ。
リディアは今現在、青年、エドガー・アシェンバート伯爵の屋敷にいた。
リディアが、この屋敷の屋根裏部屋に居住まいを持ったのはほんの数ヶ月前だ。
ヴァンパイアたるもの、住み着いているのを人間にバレなくするものなのに、リディアはたった3日でエドガーにバレてしまった。
今まで人間に見つかったこともなかったリディアは、それはたいそうな驚きだった。
ヴァンパイアといえども大した力もないリディアは簡単に捕らえられてしまった。
リディアはエドガーの誘導尋問に耐えられなくなり、とうとう己の正体までばらし、ついにはいさせてほしいとまで頼んだ。
ヴァンパイアということを信じたかどうかはわからないが、事情を知ったエドガーは屋敷に住むということは快諾してくれた。
今思えば、あのとき、彼の香りがこんなにも強烈に自分を揺るがすと知っていれば、すぐに出て行ったが。
彼は不思議なことにリディアに客間を用意しようとしたりするから、リディアは慌ててこの屋根裏部屋を使わせてもらうと宣言した。
ヴァンパイアであるが故の理由をたっぷり一時間かけて説明し、やっと納得してもらった。
それからというもの、エドガーは夜な夜なリディアの部屋を訪れる。夜に訪れるのは昼間リディアが眠っているためだ。

そして、この人間はヴァンパイアを夜毎口説いていた。
人間慣れしていないリディアには奇妙な感覚だった。

屋根裏部屋は、リディアが住みやすいようにと、エドガーによって揃えられた家具や調度品が並んでいる。クローゼットには今まで見たこともない色やデザインのドレスが入っている。
こんなに優しくされたり、かまってもらった経験がないリディアにとって、それは胸がくすぐったくなるものだった。
エドガーと一緒にいると身体が、まるで自分のものじゃないみたいになる。

「何度も言うけど、あなたにとってあたしは危険なの。近づかない方が身のためなのよ」
「君が僕を欲しいと想ってくれているのなら大歓迎さ」
まったく、この男は危機感というか状況把握能力が欠けているのではないか、とリディアは思ってしまう。
そんなにもの欲しそうな目でみていたのだろうか、リディアは恥ずかしくなって俯いた。
頬に垂れた、彼がキャラメルと称する髪をエドガーは掬い取る。
彼の手が頬を掠めるだけで香りは強烈になる。
眉間にぐっと皺をよせたリディアを面白がるように、さらに彼は吐息がリディアの唇にかかるくらい接近する。
リディアの妖しく揺らめく金緑の瞳に、エドガーは喉を鳴らした。
「・・・リディア、人間には主に三つの欲求があるって知ってる?」
突然の質問に驚いたが、この艶っぽい雰囲気から逃れられるなら助かる。
リディアは首を横に振った。
「ひとつは食欲。ヴァンパイアにこれはあるのかな?」
「・・・食べなくても生きていけるから、ないんじゃないかしら」
エドガーはうなずく。
「二つ目は睡眠欲。これは?」
「眠たくなるのだから」
エドガーは二つ目まで終わると不敵に微笑んだ。
先ほどの艶っぽさが再び辺りを充満してきた。
何となくリディアは嫌な予感がしてきた。
「三つ目、これが君にもあるのかずっと知りたかったんだ」
「いっ言わないで」
もう無理っ、とリディアは真っ赤になった頬で、エドガーを押しのける。
「三つ目が気にならないのかい?」
「きっ気になるけど、もう遅いしあなたは帰るべきよ」
「気になるなら、教えてあげる」
エドガーの方が邪悪な悪魔に見えたと思ったら、リディアは視界が反転していた。
ソファに押し倒されたのだ。
エドガーの香りが上からシャワーのように降り注ぐ。
「三つ目は、性欲。僕が、君を前にするとこの欲を抑えるのに必死だ、ってことは言ったっけ?」

エドガーは顔を近づけて、リディアの首筋にキスをした。
「んっ」
耐えきれない声が漏れてしまう。
「リディア、感じる?」
リディアはエドガーが首筋を唇でくすぐるたびに息が荒くなっていった。
「リディアには黒よりももっと鮮やかな色が似合うよ」
言いながらエドガーはリディアのドレスのボタンを外していく。
リディアはエドガーに噛み付かないようにするのに必死で気がつかなかった。
エドガーはリディアの柔らかな肌にのしかかるようにしてリディアの唇を貪り始めた。
エドガーの唾液がリディアのそれと混ざり合う。
―こんな透明なものじゃなくて、もっと―
「ふっ、んっ・・・エドガー、だめぇ」
―あなたを化け物にしてしまう前に離れて―
「リディア、好きだよ」
温かな手のひらがリディアの胸を包み込んだ。
さらに、エドガーは唇で巡り出す。
血への渇望よりも、もっと強い何かがリディアの下半身の方でよぎる。
疼いたそこをエドガーが指で撫でる。
内部を指でかき乱されたリディアはすすり泣きを漏らした。
「エドガー・・・」
リディアは更に深い欲望を満たしたくて体が疼くのを感じた。
すぐにエドガーによって満たされた。
熱い、エドガーのものがリディアを満たす。
「くっ、リディア、痛い?」
痛い? 確かに痛いかもしれないけれど・・・
もっと満たされたい。
心の中を読み取ったかのようにエドガーは動き始めた。
止まることのない激しい行為と、香がリディアに一際高い喘ぎ声をあげさせた。

頭の中が真っ白になり、リディアはエドガーの腕の中で気を失った。


「僕のリディア、君がヴァンパイアだろうと、愛してる」
エドガーは瞳を閉じたリディアに語りかけた。
「だから、僕から離れないでほしい」
リディアからの返事はないが、エドガーは構わず続けた。
「君と運命をともにできるなら、ヴァンパイアになる覚悟くらいできてるんだよ」

「まあ、いいさ。とりあえず、僕からは離れられないって体で感じただろうから」
エドガーは上機嫌に微笑み、芳しい香を放つリディアを抱き込みながら、しばし眠りについた。


+++++
ありがとうございました。
リクエストくださったニシキサカさんに捧げます。こんな妄想になってしまってすいません!!
    posted at 15:42 | Coupling Parallel Others | TB(0) | CM(7)

この記事に対するコメント

☆三つですo(^-^)o
書かせてしまいました(笑)そしていただきました!やった私〜♪
ありがとうございますアキさん(*^_^*)素敵妄想を(^_^)v
無理言ってみるもんスね〜。みなさんも是非←ォイ。
素敵アキさんにこんなことさせてすいません……。
ぁとはじめまして☆ニシキサカですm(_ _)m今まで隠れていたのですがこれを機に穴蔵から出てみました(笑)
よろしくお願いします(*^_^*)
【2007/09/27 16:49】 URL | 銅兄 #- [ 編集 ]

うっひゃあ!
めちゃめちゃドキドキしちゃいました!
エロイッ///けどいいですッッ★笑
かなり意外な設定でした!
いや、だって吸血鬼って基本攻めな気がして・・・笑
でもでもよかったです!
リディア吸血鬼verにはぜひゴスロリを着せたいな♪♪
【2007/09/27 21:09】 URL | ももこ #- [ 編集 ]

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【2007/09/29 13:09】 | # [ 編集 ]

キャ〜!!!!
エロくて、でも面白くて、楽しんで読ませていただきました。
吸血鬼なリディアもイイですね。
でも、結局攻めるのはエドガーなんですね!!
次の作品が楽しみです。
【2007/09/29 21:55】 URL | あやこ #- [ 編集 ]

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【2007/10/03 00:05】 | # [ 編集 ]

はじめまして!
いつもアキさんのエドリディのお話をドキドキしながら読ませて頂いてます!
今回のお話もすごい素敵でしたvその後の展開が気になるので是非続きを書いて頂きたいな〜と思いました。
怪盗編やすれ違いのお話の続きも楽しみにしています!
これからも頑張って下さい!
【2007/10/04 12:53】 URL | sun #- [ 編集 ]

コメントありがとうございました★
>銅兄さん
出てきてくださってありがとうございました★こんなのに仕上がってしまいましたが、素敵と言っていただいて、嬉しい!!
また何かありましたら、ぜひ!

>ももこさん
ドキドキしちゃいましたか!嬉しいです!エロさ満点です。
ゴスロリですかぁ、きっと似合うでしょうなぁ〜ニヤニヤ。

>2007/09/29/Sat 13:09の方
はじめまして。
そうですよね、とてもすばらしいリクエストに感謝ですよ。

>あやこさん
ありがとうございます^^
そうなんですよ、結局攻めはエドガーという決まりごとですよね笑。
次も頑張っていきまーす!よろしくです★

>2007/10/03/Wed 00:05の方
はじめまして★
お褒めのお言葉ありがとうございます^^嬉しいです!
てっ展開はジェットコースター速度ですけど。無理やりですけどね笑。
ええエドガーヴァンパイアの!懐かしいですね!覚えていてくださって嬉しいです★
またいらしてください★

>sunさん
はじめまして★ありがとうございます★
その後の展開ですか!?かっ考えてなかったけど、結構つなげることできちゃう内容ですね笑。がんばってみます★
その他の長編も頑張っていきます!
またいらしてくださいね★
【2007/10/04 19:55】 URL | アキ #- [ 編集 ]


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